一太郎30周年記念スペシャルサイト

写真・浮川和宣様 株式会社MetaMoJi 代表取締役社長 浮川和宣様
一太郎30周年おめでとうございます。あれからもう30年も経ったのかと感慨もひとしおです。「一太郎」と名付けたのは前身の「太郎」が発売と同時にベストセラーになったのですがある理由から少し名前を変更する必要が出てきました。
幾つかの案から「一太郎」と決めました。それは「太郎よ、お前は日本一だよ。」との思いがあったからです。私にとっては30 年経っても「一太郎」はずっと「太郎」なのです。「一太郎」や後に生まれる図形ソフト「花子」は私にとれば可愛い子供達でした。私たちが愛情を込めて育て上げる事はもちろん、ご利用されるお客様からも愛されたい。そんなソフトを作り上げたかったのです。初心者には優しく、慣れるに従い、手に馴染むと同
時に多くの便利な機能が待ち受けている。かな漢字変換「ATOK」は独立して動き、他のソフトの入力ソフトとして使えたり、「花子」で描いた図形が組み込めたり、世界に先駆けてそんな機能を提供し続けてきました。更に日本語文書に必須の文字の整列や罫線機能も初期から備わっていました。今回の「一太郎2015」にも最初の頃の「愛される作品作り」の心は受け継がれていることと思います。これからも多くの「一太郎」を愛し続けていただいているお客様のために、そして日本語文化をちゃんと継承し続けていくためにも頑張ってください。「一太郎」を大切に使い続けていただいている多くのお客様と開発に携わる技術者に心よりお礼申し上げます。
1949年愛媛県生まれ。ジャストシステムの創業者であり、一太郎の開発者。1973年愛媛大学工学部電気工学科卒業。
1979年夫人の初子氏とともに徳島市内でオフィスコンピュータシステムの販売会社「ジャストシステム」を創業。
1985年8月に「一太郎」を発売すると日本全国を席捲する。2009年12月に夫人とともに新たに株式会社MetaMoJiを設立。
写真・平野啓一郎様 小説家 平野啓一郎様
「一太郎」30周年、おめでとうございます。1975年生まれの私は、丁度、手書きからワープロ、そして、パソコンへと執筆手段が変化していった世代です。
私自身、高校時代の初めての小説は原稿用紙に手書きでした。大学時代からワープロを使用し始め、『日蝕』、『一月物語』、『葬送』までは、すべて同じ一台で書いています。パソコンはデビューする頃には既に所有していましたが、執筆は難しいと感じていました。私は縦書きで、色々な文字数の条件で執筆しますが、当初使用していたワープロソフトは、その設定が難しかったからです。
「一太郎」は書きやすいと関係者に勧められたのはその時で、以後、『高瀬川』から最新作の『透明な迷宮』に至るまで、もう十年以上、すべて「一太郎」で書いています。
小説執筆という性格上、私の場合、必要な機能は限定されていますが、インスピレーションが湧いて、それを言語化し、記録してゆくプロセスでストレスがないというのが何よりです。ATOKも、今では私の執筆スタイルをよく学習してくれています。今後のますますの発展を期待しています。
1975年愛知県生まれ。北九州市出身。京都大学在学中にデビュー作『日蝕』で芥川賞受賞。
著書は、小説『葬送』、『決壊』、『ドーン』、『空白を満たしなさい』、新書『本の読み方』、『私とは何か「 個人」から「分人」へ』等。 近著は小説『透明な迷宮』、エッセイ&対談集『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』。
写真・二階堂黎人様 小説家 二階堂黎人様
ワープロ・ソフト「一太郎」30周年、おめでとうございます。ハードもソフトも移り変わりの激しいパソコン環境の下に、「一太郎」は日本語にこだわって改良を続け、ユーザーに愛され続けてきたわけですが、それも当然といえば当然でしょう。私が「一太郎」を使い始めたのは、OSがDOSからWindowsに変わった時からです。小説家としてワープロに求めた機能は、日本語を日本語として入力できること、縦書きができること、小説の本と同じ書式と見栄えを画面上で実現できること―という当たり前のことでした。しかし、その当たり前のことができるのは、当時、「一太郎」しかなかったのです。たとえば、ルビです。他のワープロ・ソフトでは、ルビを
振ると行間が広がってしまい、体裁がガタガタになってしまいました。画面のどこからでも入力できるフリーカーソルや、文字数×行数でページ設定が簡単にできるのも「一太郎」だけでした。
そして、近頃の「一太郎」は、KindleやEPUBなどの電子書籍フォーマットにも積極的に取り組んでくれています。おかげで、「一太郎」を使えば、自分が書いた文章を電子書籍として仕上げ、Amazonなどで個人的に発表することもできるようになりました。ですから「一太郎」は、昔も今も、小説家や文章をたくさん書く人にとって最良の道具であり、最良のパートナーでもあるのです。
1959年東京都生まれ。1990年、第一回鮎川哲也賞で『吸血の家』が佳作入選。1992 年の『地獄の奇術師』でデビュー。
主な著書に、名探偵二階堂蘭子を主人公にした『聖アウスラ修道院の惨劇』『悪霊の館』や世界最長の本格推理小説『人狼城の恐怖』四部作、水乃サトルを主人公にした『軽井沢マジック』『奇跡島の不思議』、幼稚園児ハードボイルドの『私が捜した少年』等がある。最新作は、『魔術王事件』等。

写真・株式会社モリサワ 株式会社モリサワ 執行役員第一事業開発本部長・冨田信雄様(中央) 執行役員経営企画本部副本部長・谷村淳人様(左) OEM 営業課・土田吉浩様(右)
株式会社モリサワ
30周年おめでとうございます。お客様に愛され、その声を取り入れながら成長してきた一太郎に敬意を表し、心よりお祝い申し上げます。 弊社がご提供する2書体は、ともにユニバーサルデザインのフォントです。「UD黎ミン M」は明朝系、「UD新ゴ NT M」はゴシック系となっています。明朝とゴシックというオーソドックスな形で、老若男女が見やすく読みやすいユニバーサルデザインのフォントならば利用シーンが幅広く、一太郎のお客様にご愛用いただけるのではと考え、選定いたしました。
一般的な明朝体は横線が細い点が特徴ですが、「UD黎ミンM」は横線が太くしっかりと作られています。また、かなはフトコロが大きめで文字幅の差が
少ない現代的なデザインなので、縦書きだけでなく横書きの文書もあか抜けた印象になります。「UD新ゴ NT M」は、「UD新ゴ」をベースに、かなを「ネオツデイ」というかな専用書体に置き換えたフォントです。手書きのニュアンスがあって親しみやすく、文書にあたたかみのある表情を添えられると思います。 弊社は2014年、創業者・森澤信夫が写真植字を発明して90周年という節目の年を迎えました。今後もフォントの提供を通じて、時代のニーズに応えていきたいと考えます。皆様が一太郎を通じて、モリサワフォントを大いに活用くだされば幸いです。
フォント見本:お祝いメッセージ
写真・株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズ 株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズ MT ビジネス部 部長・三浦一成様(中央) MT ビジネス部 副参事・原正久様(右) マーケティング部 副参事・吉田純様(左)
株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズ
パソコン黎明期だった30年前に登場した一太郎が定番となり、今もなお進化を続けていることに感慨を覚えます。弊社はフォントビジネスを始めて20年余りと、フォントベンダーとしては若い企業です。文書作成に携わる目の肥えた方々に弊社のフォントをもっと知っていただきたいと考えておりましたので、一太郎へのフォント提供のご依頼をいただいたときは、まさに渡りに船の思いでした。 今回弊社は、一太郎2015のテーマ「快適化」にマッチするフォントとして「ヒラギノUD角ゴ」をウェイト違いで2書体、ご提供いたします。「ヒラギノUD角ゴ」は、漢字とかなの大きさのバランスがよく、長文でも適度なリズム感があって読みやすいゴシック体です。視認性の高さや、見た目の美しさもご評価いただき、 大手広告代理店様のビジネス文書や、カーナビ、テ レビといった製品でもご採用いただいています。曲線を残した優しいデザインなので、各種ご案内文書・プレゼン資料・論文など、難しいと思われがちな文書にお使いいただくと、柔らかく親しみやすい印象を与えることができると思います。ぜひ皆様がお手持ちのフォントに加え、表情豊かな文書作成をお楽しみいただければと思います。
最後になりますが、お客様に愛され続ける超定番ソフトとなった一太郎と、時代の変化に対応して一太郎を育ててこられたジャストシステム様に、お祝いを申し上げます。一太郎のさらなる進化と御社の飛躍を期待しております。
フォント見本:お祝いメッセージ
写真・大日本印刷株式会社 大日本印刷株式会社 秀英体開発室室長・高橋仁一様(右) コンテンツプラットフォーム企画開発室・大野浩幸様(中央) 秀英体開発室・宮田愛子様(左)
大日本印刷株式会社
このたびはおめでとうございます。30年の月日の中で、お客様の要望と、それに真摯に対応する開発者の皆様の想いがしのばれます。 弊社はこれまで、20周年の「一太郎 文藝」と、2013年の「一太郎 玄」に秀英明朝をご提供しました。「一太郎2015」では、新たに秀英ゴシック2書体をご提供します。ゴシック体ですので、タイトルや見出しにお使いいただけるのはもちろん、いずれも本文での読みやすさを意識して制作していますので、ビジネス文書などで普段お使いのフォントと置き換えても違和感がないかと思います。
「秀英角ゴシック銀L」はクラシックな印象を持つゴシック体で、秀英明朝ののびのびとした骨格をベースに設計されています。フトコロの締まったかなは本文を組んでも読みやすく、特に縦組みで効果
を発揮します。「秀英丸ゴシックL」は、さりげなさの中にどこかほのぼのとした魅力があるフォントです。内容をやわらかく、説得力をもって伝えられるので、案内状などにも向いているかと思います。 秀英明朝を搭載した一太郎をお持ちのお客様は、今回のゴシック体と組合わせて、秀英体をファミリーで使っていただくと、より魅力を感じていただけると思います。
使いやすい日本語ワープロを追求してきた一太郎と同様、読みやすい日本語を長年追求してきた「秀英体」を、お客様のコミュニケーションツールとして末永く使っていただけることを願っています。
フォント見本:お祝いメッセージ
写真・有限会社字游工房 有限会社字游工房 代表取締役・鳥海修様(右) 営業担当・柿田誠様(左)
有限会社字游工房
30周年おめでとうございます。我々は1書体作るのに1年以上かかることも多いですから、この30年間、ほぼ毎年、進化を続けている一太郎には頭が下がります。 今回、弊社がご提供する3書体のうち、「五号かな L」以外の2書体はWindows(R) 8.1に標準搭載されているフォントのウェイト違い。また、「游明朝体 L」「游明朝体五号かな L」は(一太郎2015発売時点では)、「一太郎2015 スーパープレミアム 30周年記念パック」でしか手に入らないレアなフォントです。明朝体の中でも相当細いタイプなので、行間をたっぷりとって詩集などにお使いいただくと、繊細さを活かせてよいかと思います。特大サイズで見出しなどに使っても美しいかもしれません。 游ゴシック体は、それぞれの文字が持つ雰囲気を大切にデザインしたフォントで、小サイズでも可読性が高いのが特長です。游明朝体は元々、編集者やデザイナーの方々から要望を受けて、「小説を組むのに相応しい格調高いフォント」をコンセプトに作ったものですので、一太郎のお客様にも、心を込めたとっておきの文章に使っていただけたら嬉しいですね。
「游ゴシック体 D」と「「游明朝体 L」は、IVS(Ideographic Variation Sequence)に対応していますので、人名はもちろん、小説や俳句などを書く際も、異体字を思う存分に使って文章表現していただければと思います。
フォント見本:お祝いメッセージ
写真・株式会社タイプバンク 株式会社タイプバンク 代表取締役・田村猛様(右) 取締役・中村信昭様(左)
株式会社タイプバンク
テキスト入力から高度な組版処理までを1つのソフトウェアで行える一太郎は、フォントを含むデジタル市場にとって大変大きく、ありがたい存在です。これからも業界を牽引する力であり続けていただきたいと祈念します。
さて、弊社提供の2書体は、どちらも高いデザイン性がありつつ洗練された大人のイメージがある点が、一太郎のお客様にふさわしいと考え、選ばせていただきました。
「UDタイポス58」は、フレンドリーな印象のゴシック系フォント。1960~70年代に一世を風靡し、今もなおファンの多い「タイポス」を、ユニバーサルデザインフォントとしてリ・デザインしたものです。トメやハライなどが末広がりに作られて
おり、文書に明朝体ともゴシック体とも異なる独特の上品さを醸し出します。シンプルで明るい字形なので、プレゼン資料などに使っていただくと相手によい印象を持っていただきやすいかと思います。
また、よりデザイン的で特長のあるフォントとして「流飄行書」を選びました。一般的な行書体よりもリズミカルな筆致の筆文字で、あいさつ文などに大きなサイズでお使いいただいたり、デザインフォントとしてポスターなどにお使いいただくとよいかと思います。
今回の2書体が、一太郎のお客様にとって、書体デザインにより一層の興味を持っていただくきっかけになれば幸いです。
フォント見本:お祝いメッセージ
写真・株式会社ワコム 取締役兼執行役員 ジャパン・アジアパシフィック統括本部長 小見山茂樹様
株式会社ワコム
ジャストシステム様の「一太郎」が30周年を迎えられましたこと、心よりお慶び申し上げます。弊社も一昨年前に創立30周年を迎え、「for a creative world」というスローガンの下、貴社同様にユーザ様の快適さを追求した製品の提供を目指し、事業を展開しております。
この度は、また30周年を記念して販売される「一太郎2015 スーパープレミアム 30周年記念パック」に、数ある「一太郎」と関連性のあるデバイスから、ワコムのペンタブレット「Intuos pen & touch」をお選びいただいたことに重ねてお礼申し上げます。
「Intuos pen & touch」は、筆圧を感知して、本物
の筆やペンを使って紙に描いている感覚で、文字や絵を描き、自筆の文字やイラストを「一太郎」や「花子」の文書へ貼り付けることができます。30周年記念パックでは、貴社ブランドカラーの「赤」と高級感のあるダークメタリック調を施した一太郎限定カラーの「Intuos pen & touch」をご提供させていただきました。
目まぐるしく変わるIT業界で、末永く愛されるロングセラー製品を30年間作り続けることは、並々ならぬ企業努力を要することと拝察いたします。今後も貴社の技術力を活かしながら、ユーザニーズに沿った製品のご提供を期待しております。 次なる30年の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
写真・合同会社ZONER 代表取締役 アジア地域マネージャー 渡邊ロマン様
合同会社ZONER
この度、一太郎30周年を迎えられるにあたり心からお祝い申し上げます。
30周年を渡って達成ができたのは、やはり「一太郎」が毎回進化する唯一無二の優良製品であるあかしであることに他なりません。一流品というブランドイメージ、高いシェア率、日本語という独特な言語を操る高い技術、どこにとっても素晴らしく以前からワープロソフトの代名詞ともいえる製品である。
若い力と頭脳が集まりました貴社だからこそ今後も「一太郎」はますます進化し続けられることと、期待し、多くお客様から愛されると確信しております。
チェコで創業いたしました弊社が、貴社とご縁があって今年で3年目になっております。貴社のユーザー様とお話をさせていただいて感じたことは、皆さん「一太郎」の大ファンという印象を受けました。チェコ本社のスタッフに一太郎の製品の感想を伝えており、本社にも話題なっております。日ごろより弊社製品の販売にご協力いただき、厚く御礼申しあげます。貴社からの更なるお力添えを賜りたく、何卒よろしくお願い申しあげます。
引き続き精進され、次の目標に向かって努力してまいりたいと存じますので、宜しくお願いいたします。
今後、さらなるご繁栄を心よりお祈り致します。