ダイアログが開くコマンドを複数回実行するとき、そのたびに1回目と同じ設定をするのは面倒です。同じコマンドを繰り返すときに便利なマル秘テクです。 例:文字の色を赤に変更する場合 ≪1回目≫ 範囲指定をしてから【書式−フォント・飾り−設定】を選択します。 「フォント・飾り」ダイアログが開くので、「飾り」シートの「文字色」で赤を選択して「OK」ボタンをクリックします。 ≪2回目≫ 範囲指定をした後に【書式−フォント・飾り−設定】(【Ctrl+R】キーでも同じ)を実行すると、1回目と同じ状態の文字色が設定されていないダイアログが開くため、また同じ操作が必要になってしまいます。 しかし、範囲指定をしないで【書式−フォント・飾り−設定】(【Ctrl+R】キーでも同じ)を実行した場合は、文字色が赤に設定されたダイアログが開きます。そして「OK」ボタンをクリックしてから、範囲指定をすれば1回目と同じ文字の色を指定できます。 ポイントは『2回目以降は範囲指定をしないでコマンドを実行する』ということです。 このように範囲指定をしないでコマンドを実行すると、前回指定した状態のダイアログが開くので、その後範囲指定をするだけでよくなり、ダイアログ内のコマンドを選択する回数が減って効率よく編集できます。 特にこのマル秘テクは、罫線内等で複数の文字を指定したい場合に効果的です。 普通の文書中であれば複数の単語などを選択して一括選択できますが、罫線内は複数の文字を指定してコマンドを実行することができません。毎回設定するのは面倒なので、この方法で対応しています。 ビックリするようなワザではないですが、【Ctrl+R】キーと組み合わせると文書作成が効率的にできるので、気に入って使っています。 |
中山利夫さん 45歳 滋賀県 |