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花子デザイン講座

アルミパイプ

グラデーションをうまく使うと、陰影によって2次元の図形に3次元的な奥行き感を与えることができます。ここではパイプ状に見せるグラデーションを使って、パイプ格子を描いてみます。

■応用する機能■
・グラデーションによる3次元効果
・格子状の線を描く

操作
1. カラースタイルパレットの[線]シートで[線種]を[なし]にして、幅5mm×長さ50mm程度の長方形を描きます。
このとき、[塗り]シートの指定は
[グラデーション塗り]にしておきます。
2. 描いた長方形が選択された状態のまま、グラデーションパターンの一覧から左右方向の線状のグラデーションを選びます。
グラデーションバーの中央に対し、やや左の位置でクリックして「▽」を追加します。
この中間の▽(31)に「白」、左端の▽(0)に濃いグレー、右端の▽(100)に薄いグレーを設定します。描いた長方形(パイプ)が、グラデーションの濃度変化で立体的に見えるようになります。
3. パイプが選択された状態のまま、[変形-移動/複写]を選びます。
[移動/複写]ダイアログボックスで、[数値で指定]をにし、[指定方法]で[相対]を選択し、[X座標]に「9」mmと入力します。[連続指定]で[等間隔]を選び[繰返回数]を「4」と入力して[OK]をクリックします。
等間隔で同じパイプが並びます。
4. 次に、90度回転したパイプを作ります。
描画パレットの
[図形の選択(回転・せん断)]をクリックして、1本のパイプをクリックします。
[回転]のハンドル(
マーク)をドラッグし、パイプを90度回転します。このとき元図は残したいので、Shiftキー(一定角度で回転)とCtrlキー(元図を残す)を押した状態でドラッグし、90度回転した状態になったら、キーは押したままマウスのボタンを離します。
回転させてできた水平方向のパイプをドラッグして、垂直方向のパイプの上の適当な位置に配置します。
90度回転させてコピーする方法として[変形-回転]を使ってもいいでしょう。
5. 水平方向のパイプを、手順3と同じ方法で連続複写します。
[変形-移動/複写]を選び、[移動/複写]ダイアログボックスで[数値で指定]をにします。
[指定方法]で[相対]を選択し、今度は上下方向の複写なので[Y座標]だけに数値を入力します。水平方向のパイプを上に置いたときは「9」、下に置いたときは「−9」mmを入力します。
[連続指定]で[等間隔]を選択し、[繰返回数]で「4」を入力して[OK]をクリックします。


▽マークをドラッグしようとしたら、別の▽マークが追加された
不要な▽マーク上で右クリックすると、▽マークが消えます。

こんなときは
作成されたパイプをまとめて扱いたい
対象のパイプをすべて選んだら、[図形-グループ-グループ化]を選びます。
選択した図形がグループ化され、ひとまとめで扱えるようになります。


パイプの丸みを強調する

同じパイプでも、グラデーションの濃度変化を少し変えるだけで、丸みをより強調できます。
作例では、中央に対してやや左よりに配置した「白」を中央へ移動します。
カラースタイルパレットの
[グラデーション塗り]で[均等]をクリックすると、▽を均等に配置できます。




update : 2006.07.05