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花子デザイン講座

金属ボタン

パターンや方向の違うグラデーションを組み合わせると、立体に光が当たった状態を表現することができます。適当なグラデーション・パターンが見つからない場合は自分で作成してもいいでしょう。

■応用する機能■
・グラデーションによる立体感の表現
・数値指定の複写で正確な同心円を描く

操作
1. 描画パレットで[全円]をクリックして、適当な大きさの円を描きます。
2. [変形-拡大/縮小]を選んで、直径が半分の同心円を描きます。
[数値で指定]・[縦横比率を保持する]・[元図を残す]をそれぞれ
にして、[X方向]に[50]を入力します。
次に、縮小の中心位置が図形の中心になるようにします。[詳細]をクリックし、[中心位置]で中央の□をクリックして■にし、[OK]をクリックします。


3. 外側の円を選択し、カラーパレットの[塗り]シートで、[グラデーション塗り]を選び、パターンの一覧から斜めのパターンを選びます。
このとき、斜めに白く反射するラインを表現するのがコツです。グラデーションバーの[0]の位置に「白」、[100]の位置に濃い色がセットされるようにします。
白と濃い色の位置が逆になっているときは、
[反転]をクリックします。色の配置を逆にできます。


4. 次に内側の円を選んで、グラデーションで塗りつぶします。
今度は、左上から放射状に広がるパターンを選びます。 グラデーションバーの[0]の位置に「濃い色」、[100]の位置に白色がセットされるようにします。
白と濃い色の位置が逆になっているときは、
[反転]をクリックします。


5. 境界線は不要なので、カラースタイルパレットの[線]シートで[線種]を[なし]にします。

こんなときは
キーを併用して自由に拡大縮小する
描画パレットの[図形の選択(拡大/縮小)]を使っても、自由に拡大縮小できます。中心位置も、図形の中心に移動できます。
図形を選択後、四隅の図形ハンドル(
)のうちどれか1つを選んでドラッグしているときに、Altキーを押します。
中心位置を示す+マークが図形の中心に移動するので、Altキーを押したままドラッグします。
このとき、次のキーも併用すると便利です。

・Shiftキー 相似形にする
・Ctrlキー 元図を残す


飛び出したようなボタンにする

放射状のパターンを使った場合、内側の円のグラデーションの色の配置を逆にするだけで、ボタンが飛び出したような感じになります。
グラデーションバーの[0]の位置に「白色」、[100]の位置に濃い色がセットされるようにします。
立体ボタンにする

内側の円を大きくし、グラデーションのパターンも変えると、立体的なボタンにできます。
2つの円を描いたら、外側の円には中央の上から放射状に広がるパターンを、内側の円には、中央の下から放射状に広がるパターンを設定します。
色は、グラデーションバーの[0]の位置に「白色」、[100]の位置に濃い色がセットされるようにします。
なお、中央から上または下に放射状に広がるパターンは、セットアップ直後のパターンにはありません。
[ツール-ユーザーパターンの編集-グラデーション]を選び、[形状]で[放射状]を選んで、数値を設定して、[パターンの追加]をクリックします。
ここでは、中央の上から広がるパターンには[X座標]→[50]・[Y座標]→[30]、中央の下から広がるパターンには[X座標]→[55]・[Y座標]→[80]を設定しています。




update : 2006.07.05