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花子デザイン講座

コスモス

円を描いてベジエ変形します。方向点を固定点に重ねることで、曲線を直線化して、雨だれの形に仕上げます。 また、この形を花びらとして、回転しながら連続複写して花を作成し、花が回転している様子をアニメーションにします。

■応用する機能■
・部分的に曲線を直線化したベジエ変形
・図形が回転するアニメーション

操作
1. 描画パレットで[全円]をクリックします。
続けて、描画パレットの[詳細]をクリックし、[作成データ]で[ベジエ]を選択しておきます。
設定したら、直径10mm程度の円を描きます。

2. 次に、ベジエデータの円を変形します。
描画パレットで
[図形の選択(部分選択・変形)]をクリックし、円を選択して、端点の1つを部分選択します。
3. 右クリックし、メニューから[方向点を固定点に重ねる]を選択すると、方向点が固定点に重ねられます。
方向点の重なった固定点を、shiftキーを押しながらドラッグして、雨だれの形に変形します。

4. カラースタイルパレットの[塗り]シートで[グラデーション塗り]を選択し、上下方向に色が変化をするパターンを選択します。
また、グラデーションバーの▽マークを追加して合計4個にし、それぞれ[濃いピンク][薄いピンク][薄いピンク][薄い黄色]を設定して位置を微調整します。
花びらの中央は同じ色の帯になるように、同じ色を設定します。
グラデーション塗りがうまくいったら、外側の線の[線種]は[なし]にして消します。

5. グラデーション塗りを実行した図形を回転しながら連続複写します。
[変形-回転]を選択して次のように設定します。右回転で描かれるように、回転の角度はマイナスにします。
また、花びらの内側に図形が描けるように、回転の中心位置はマウスで指定するようにし、図形の下端より下の位置を中心位置にします。

[角度]→[-30°]、[連続指定]→[等間隔]、[繰返回数]→[11]
[中心位置]→[マウスで指定]
6. 最後に、中心に円を描いて図形が完成します。
7. 次に、花が回転している様子を表現するために、完成した図形を複写して、少しずつ回転している図形を作成していきます。
複数ページの同じ位置に同じ図形を複写するために、[編集-ページ-複写]を選択します。 ここでは、10度単位で回転する図形に仕上げたいので、あと9つ複写します。

[複写先]で[指定]→[2ページ]、[方法]→[挿入]、[回数]→[9回]
8. [表示-画面表示切替-カタログ表示]を選択すると、各ページの同じ位置に図形が複写されていることが確認できます。
9. 画面左に配置されているレイアウト表示で2ページをクリックすると、編集ページが2ページ目に切り替わります。
2ページ目の図形を選択して[変形-回転]を選択し、次のように設定して図形を10度分回転します。

[角度]→[-10°]、[中心位置]→[中央]
[元図を残す][連続指定]はともにオフ
10. 2ページ目の回転が完了したら、3ページ以降の図形も回転します。
以降、回転角度は[-20°][-30°]のように、10度ずつ増やしていきます。
11. 10ページ目の図形まで回転が完了したら、画面下部の[アニメーションGIF形式で保存]をクリックして、アニメーションとして保存します。プレビューを見ながら、遅延時間を調整します。

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花びらの形を変える

ベジエデータの円から、作例とは違った形の花びらを作ることができます。
ベジエの方向点や固定点を移動して、形を整えます。
グリッドを表示しておくと、位置を整える際の目安にできます。

1. 作例と同様に、ベジエデータの円を描きます。
2. 描画パレットの[図形の選択(部分選択・変形)]を選択し、円の下端にある固定点上で右クリックし、メニューから[固定点/頂点の削除]を選択します。 円の頂点数が減り、半球のような形になります。
3. 図形の上端にある固定点を選択し、その固定点から延びている方向点の1つを、下方向に移動します。
4. もう一方の方向点も移動しますが、その前に方向点が連動して動かないよう、方向点を独立化しておきます。
右クリックし、メニューから[方向点の独立化]を選択します。 これで、1つの固定点から延びている2つの方向点は、それぞれ独立して動くようになります。
5. もう一方の方向点も、先に移動した方向点と並行になるような位置に移動します。
6. 必要に応じて、左右の固定点を移動して形を整えます。
7. あとは好みのグラデーション塗りにして、回転します。

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こんなときは
グリッドを表示する
クリップウィンドウのシート2にある、オプションパレットで[グリッドの表示]→[する]にするとグリッドが表示されます。位置を整える際の目安にできます。
困ったときは
思ったようにマウスが動かない
固定点や方向点の位置を調整しているときに、マウスが思った位置に移動しないときは、オプションパレットで[グリッドにスナップ]→[する]になっていないか確認します。
この設定では、[表示-表示設定-グリッドの設定]で設定した、グリッドとその間の分割点にしか移動できません。
[表示-表示設定-グリッドの設定]の[グリッド間分割]の値を大きくし、より細かな位置にでもマウスを移動できるように調整するか、オプションパレットで[グリッドにスナップ]→[しない]にします。




update : 2006.07.05