中級編はどうでしたか?。「検索の正規表現」が手強かったでしょうか?
一太郎プロンプトは、色々と試していると新たな発見がある奥の深い機能です。
最後の上級編も難しくありませんので、最後まで楽しみにしていて下さい。
上級編では、変数や条件文(if文)など、プログラムの要素も取り入れた例をご紹介します。
中級編の「まとめ」
一太郎プロンプトで使うキー
ESC |
:一太郎プロンプトを閉じる |
Tab |
:一覧と入力ウィンドウなどのフォーカス切り替え |
F2 |
:一覧と詳細の切り替え |
F12 |
:文例の挿入 |
一太郎の文書編集に使えるキー
Ctrl+[ |
:一太郎プロンプトを開く |
Ctrl+R |
:コマンドの繰り返し実行 |
Ctrl+Z |
:アンドゥ(実行の取消)。Shift+Ctrl+Zでリドゥ(取消を元に戻す) |
Ctrl+Pause(Break) |
:プロンプトの実行の中断 |
使用した、主なスクリプト一覧
fl |
:ファイル繰り返し |
fl("c:\My Documents\*.doc","c:\My Documents\taro\*.jtd") |
p |
:印刷 |
p; |
rw |
:次の単語へカーソル移動 |
rw; |
/ |
:検索 |
/一太郎|花子|三四郎/ |
sc |
:確認付き検索繰り返し |
sc("[0-9],[0-9]") {rt;d;} |
sl |
:検索繰り返し |
sl("^>+") d; |
shl |
:シート繰り返し |
shl s/一太郎12/一太郎13/gs; |
pss |
:スタックに文字列を積む |
pss(gc(2)) |
pps |
:スタックから文字列を取り出す |
{@pps(2);np;} |
ssz |
:スタックの登録数 |
l(ssz>0) |
おまけ
一太郎には、オートブック機能【書式(C)−オートブック(U)】と言う、素のテキスト文書を、簡単に見映えのよい報告書にする機能があります。この時に、便利なプロンプトを2つ用意してみました。
【書式(C)−オートブック(U)】コマンドを実行してください。
※オートブック機能を使うのは少しコツがいりますが、わかってしまうと手放せない機能となりますよ。
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例1: |
段落の頭にあるスペースをすべて削除する。カーソル位置以降。 |
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sc ("^( | |\t)+") d; |
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※オートブック用のツールボックスから"大見出し"などを選ぶときに行頭のスペースが邪魔なとき使えるプロンプトです。
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例2: |
文字を消して、スタイルだけ残す。 |
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js;pl dep; |
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※以前に作成したオートブック文書をテンプレート的に再利用するときに便利です。js;を除けばカーソル位置以降の文字の削除となります。
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